エアコンやヒーターでお部屋を温めても、手足が冷えてなかなか眠れない・・・。そんな時におすすめしたいのが、湯たんぽです。従来の一般的な形に加えて、最近ではさまざまな形や素材の湯たんぽを目にすることも多くなってきました。
目次
湯たんぽとは?
湯たんぽとは、日本で昔から使われている冬に暖をとるための道具です。
お湯を入れた湯たんぽを布団に入る前に毛布に巻いておくと、冷たかった布団が寝るときには温かくなっています。そうすることで快適に眠ることができます。火事の心配もありませんし、手軽で安心な暖房器具として昔から親しまれてきました。俳句では冬の季語にもなっているほどです。
湯たんぽはもともと室町時代に中国から伝わってきました。
「たんぽ」は漢字で「湯婆」と書き、「婆」は”母親”や”妻”の意味を持っています。お湯の入った容器を抱いて眠る様子が、母親や妻の体温を感じながら眠るイメージにつながったようです。
日本では「たんぽ」といっても意味が通じないので、「湯たんぽ」になったという説が有力です。語源を知ると面白いですね。湯たんぽのお湯は朝起きてもまだ冷めきっていないので、湯たんぽのお湯を洗面器に出して朝の洗顔に使うこともできます。
湯たんぽのメリット
湯たんぽとは、日本で昔から使われている冬に暖をとるための道具です。
お湯を入れた湯たんぽを布団に入る前に毛布に巻いておくと、冷たかった布団が寝るときには温かくなっています。そうすることで快適に眠ることができます。
- ・使い方がシンプル(お湯を入れてカバーをするだけ)
- ・エアコンと違って空気が乾燥しない
- ・小さいので邪魔にならず、オフシーズンの収納場所にも困らない
- ・電気コードが不要で漏電などによる火事の心配がない
- ・故障しない
- ・丁寧な暮らしをしている気持ちになれる
やけどをしないように湯たんぽに合ったカバーを必ずして使用してください。
湯たんぽで足冷え対策
湯たんぽで布団の足元のほうを温めておけば、冷たい足もすぐに温かくなります。寒い夜に布団の中でしばらくガタガタ震えることもなくなり、とても心地よく眠れるようになります。眠る30分くらい前にお湯を沸かして湯たんぽに入れ、布団の足元のほうに入れています。そうすれば眠るときに布団を冷たいと感じることもありません。
湯たんぽで全身血流アップ
就寝時に胸の部分に湯たんぽを抱きかかえて心臓を温めることで、暖まった血液が全身に届き、全身が温かくなります。暖まったらお腹や背中などに湯たんぽを移動して、心地良い状態でお休み頂けます。
オススメ湯たんぽ
▼
陶器の湯たんぽ【岐阜県多治見産】
陶器の湯たんぽの産地であった岐阜県多治見市。
今でも変わらず陶器の湯たんぽを作っておられるのは、13代続く加藤さんの窯屋さんだけとなったそうです。
加藤さんのつくる陶器の湯たんぽは、とても貴重な湯たんぽです。
陶器の湯たんぽの優れている点
- ・保温性に優れています
(厚みのある陶器の保温性)- ・カラダの内側に届く気持ちの良い温かさです
(他の素材と違い肌表面よりも深部を温める)- ・人にも地球にも優しいです
(空気も肌も乾燥しない/省エネや節約にもなります)- ・ペットの防寒に
(火や電気を使わないので、大切なペットの留守中も安心です)
レビュー
身体の芯から暖まるのが陶器の湯たんぽの魅力です。カバーは家にあったフリースで適当に作りました。蓋のネジ部分まで陶器でできていてびっくりしましたが、注意書きにあるように湯気がおさまってから蓋を締めるとほんとに漏れないんですね。お布団の中に入れると朝まで充分温かくて、布団から出辛くなったのは予想外でした。お湯沸かす作業も寝る前のリラックスできるルーティンになりました。ご夫婦で使う場合は、湯たんぽを挟んで背中合わせで寝るととても暖まり熟睡できます。